小1算数の先取りにおすすめのタブレット・通信教育|1人で進む教材の選び方

小学校1年生

「先取りさせたいけど、毎日横について教える時間がない」「親が教えると、つい口調がきつくなってケンカになる」。そんなご家庭の強い味方が、タブレットや通信教育です。仕事や下の子のお世話で手いっぱいの中、「どうにか一人で進んでくれたら」と思うのは、当然のことです。

先にお伝えします。タブレット・通信教育の最大の強みは、「子どもが一人で進められること」「自動で丸つけ・解説してくれること」、そして「無学年方式なら、つまずきも先取りも自由に進めること」です。親が”先生役”から解放されるので、家庭がぐっと穏やかになります。

とはいえ、いいことばかりではありません。この記事では、デジタル教材の3タイプと選び方、正直なデメリット、目への配慮、そして効果を半減させない「30秒の声かけルール」までお伝えします。

デジタル教材の3タイプ

ひとくちに「デジタル」といっても、大きく3つに分かれます。まず違いを押さえましょう。

タイプ特徴向いている家庭
① タブレット型専用端末・自動採点・ゲーム感覚一人で進めたい・親が見る余裕がない
② 紙の通信教育毎月届く紙・書く力もつくデジタルが心配・紙が集中できる子
③ 学習アプリ無料〜安価・手軽スキマ時間の補助に

①タブレット型は、アニメーションや自動採点つきで、ゲーム感覚で一人で進められるのが魅力。とくに、つまずいた学年まで戻れる「無学年方式」のものは、先取りにも復習にも強いです。②紙の通信教育は、毎月教材が届く紙ベース。「書く力」もしっかりつくのが強みで、デジタルが心配な家庭や、紙のほうが集中できる子に向いています。③学習アプリは、手軽に始められてスキマ時間の補助に便利ですが、体系的な学習には専用教材のほうが安心です。

先取りに、タブレット・通信が向く理由

先取りという目的に、デジタル教材は特にかみ合います。

  • 無学年方式なら、どんどん先に進める(学年に縛られない)
  • 自動で丸つけ・解説してくれる(親の負担がほぼゼロ)
  • ゲーム性・ごほうびで、子どもが自分から続けたくなる
  • つまずいたらさかのぼれるので、「分かったつもり」を防げる

「一人で・無理なく・親が教えずに」先取りしたい家庭に、ぴったりの手段です。とくに「親が教えるとケンカになる」というご家庭には、親子関係を守るという意味でも価値があります。

選び方の3つのポイント

たくさんある中から選ぶときは、次の3つを目安に。

  1. 無学年方式か(先取りも復習も自由にできるか)
  2. 続けられる仕掛けがあるか(ごほうび・キャラ・達成感)
  3. 料金とお試しのしやすさ(まず無料体験・資料請求で相性を確認)

ほとんどの教材に無料体験や資料請求があるので、いきなり契約せず、まずお子さんの反応を見るのが失敗しないコツです。料金は月あたり数千円が目安ですが、金額だけでなく「うちの子が続けられそうか」を、体験で見極めてください。

正直なところ、デメリットもあります

メリットの多いデジタル教材ですが、過度な期待は禁物。知っておきたい弱点もあります。

ひとつは、目への負担。長時間の使用は避け、「1日◯分」と時間を決める配慮が必要です。もうひとつは、受け身になりやすいこと。自動で○×がつくぶん、「なぜ間違えたか」を考えずに次へ進んでしまう子もいます。解説をきちんと読んでいるか、ときどき見てあげると安心です。そして、ゲーム性に飽きると続かないことも。「うちの子には合わなかった」というケースも当然あります。

だからこそ、無料体験で見極めるのが大切。紙のドリルのほうが落ち着く子もいれば、教室のほうが続く子もいます。「デジタルが万能」ではなく「合えば強い」と考えてください。

目の負担を減らす、ちょっとした工夫

「画面を見せ続けるのが心配」という声はとても多いです。いくつかの工夫で、負担はぐっと減らせます。

時間を決めること(「1回15分まで」など)、明るい部屋で・画面と距離をとること、そしてこまめに休けいを入れること。タブレット型には、使用時間を制限する設定がついているものも多いので、活用してください。「ずっとは見せない、でも使うときは集中して」というメリハリがあれば、デジタルを過度に怖がる必要はありません。紙とデジタルを日によって使い分けるご家庭もあります。

「渡しっぱなし」にしない、30秒の声かけルール

デジタル教材は一人で進められるのが魅力ですが、完全に任せきりにすると、効果が半減してしまいます。とはいえ、つきっきりで見る必要もありません。ポイントは、一日の終わりに30秒だけ関わること。私はこれを「30秒の声かけルール」と呼んでいます。

「今日はどこまで進んだの? 見せて〜」「これ、どうやって解いたか教えて」と、子どもが取り組んだ画面をのぞいて、ひとこと声をかける。それだけで、子どもは「ちゃんと見てくれている」と感じ、やる気が続きます。

以前、タブレットを渡したきり放っておいたら、お子さんがいつのまにかゲームばかりして勉強が進んでいなかった、というご家庭がありました。そこで「寝る前に今日の1問だけ見せて」を習慣にしたら、子どもは「見せたいから進める」ようになり、自然と続くように。自動で丸つけしてくれるぶん、親がやるのは”成果を一緒に喜ぶこと”。この役割分担にすると、親はラクなまま、子どものモチベーションだけが上がります。

タブレット先取りで、よくある落とし穴

便利なタブレットですが、先取りに使うときに陥りやすい落とし穴も知っておくと安心です。

ひとつは、「進んでいる=分かっている」と勘違いすること。レベルがどんどん上がると、親は「うちの子、こんな先まで!」と嬉しくなりますが、ゲーム感覚で○がついているだけで、意味は理解できていないことも。先取りした単元を、ときどき「これどういうこと?」と説明してもらうと、本当の理解が確かめられます。

もうひとつは、正解の出る問題ばかり選んでしまうこと。子どもは、できる問題のほうが楽しいので、簡単なところを繰り返しがち。それはそれで自信になりますが、せっかくの無学年方式を活かすなら、「ちょっと難しいのにも挑戦してみよう」と背中を押してあげると、先取りが前に進みます。

落とし穴さえ知っておけば、タブレットは先取りの強い味方。「進度の数字」より「理解の深さ」を見る、という視点だけ持っておいてください。

紙のドリルや教材と、どう併用する?

「タブレットだけで大丈夫?」という不安もよく聞きます。実は、デジタルと紙を併用するご家庭は多く、相性も悪くありません。

おすすめの分け方は、タブレットで”進める・楽しむ”、紙で”書いて定着させる”という役割分担。タブレットは自動でどんどん進めてくれますが、「書く力」はやはり紙のほうが育ちます。先取りで新しい単元に触れるのはタブレット、その単元を鉛筆で書いて固めるのは紙のドリル、というふうに使い分けると、両方の良さを取れます。

ただ、欲張って両方を毎日やらせると、子どもがパンクします。基本はどちらか一方を主役にして、もう一方は「気が向いたら」くらいで十分。お子さんの様子を見ながら、無理のない組み合わせを見つけてください。

教室や紙ドリルが気になる場合は

「やっぱり先生に見てほしい」なら公文とそろばんどっち?比較ガイドを、「紙のハイレベル・先取りドリル」を探しているなら、難しい問題集の選び方をまとめたハイレベル・先取りドリルの記事を参考にしてください。

よくある質問

Q. 何歳・何年生からタブレット教材を始められますか?
A. 幼児向けから対応している教材が多く、入学前後から始められます。ただし、操作に気を取られて中身が入らない時期もあるので、本人が画面の指示を理解して進められそうか、無料体験で確かめてから始めると安心です。

Q. 紙の通信教育とタブレット型、どちらがいいですか?
A. 「書く力も育てたい・紙が落ち着く」なら紙の通信、「とにかく一人で・親が見る余裕がない」ならタブレット型が向きます。両方の資料請求や体験をして、お子さんがどちらに乗るかで決めるのが確実です。迷ったら、戻り学習もできる無学年方式のタブレット型が、先取りには使いやすいです。

Q. タブレットだと遊んでばかりで勉強が進みません。
A. 「30秒の声かけルール」で、毎日”見せる相手”を作ってあげてください。また、学習以外のアプリやゲーム機能を制限する設定があれば活用を。それでも乗らない場合は、その子にデジタルが合っていないサインかもしれません。紙や教室も選択肢に入れてみてください。

Q. 続けられるか不安です。途中でやめたら無駄になりますか?
A. 無駄にはなりません。合わないと分かったことも、次の教材選びの大切なヒントです。多くの教材は短期間で解約できるので、まず無料体験や短期で試し、合いそうなら続ける、という進め方なら、リスクを抑えられます。

「親が教えずに先取り」ならタブレット・通信

タブレット・通信教育は、親が横につけなくても、子どもが一人で・無理なく先取りできるのが最大の魅力です。とくに無学年方式なら、先取りも復習も自由自在で、「分かったつもり」も防げます。一方で、目の負担や受け身になりやすさといった弱点もあるので、「30秒の声かけルール」でゆるく関わりつつ、使い方には少し気を配ってあげてください。先取り全体の考え方は親記事先取りはいつから?やりすぎの弊害もどうぞ。

「親が教えるとケンカになる」「忙しくて見てあげられない」。そんな悩みこそ、デジタル教材の出番です。まずは気軽に無料体験や資料請求から始めて、お子さんが「自分でこんなに進められたよ!」と笑顔で見せにくる姿を、想像してみてください。その笑顔が見られたら、それがあなたのご家庭に合った教材です。