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	<title>小1国語のひらがな | わかるーと｜小中学生の「わからない」を解決する家庭学習ナビ</title>
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	<description>子供と親のための総合学習サイト。家族の「わからない」をすぐに解決！学習の悩み、気になる不思議、何でもおまかせ！</description>
	<lastBuildDate>Fri, 26 Jun 2026 02:46:33 +0000</lastBuildDate>
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	<title>小1国語のひらがな | わかるーと｜小中学生の「わからない」を解決する家庭学習ナビ</title>
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		<title>左利きの小1がひらがなを書きにくい…はらいと汚れを減らす親の環境づくり</title>
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		<dc:creator><![CDATA[まりえ先生｜元保育士のおうち学習アドバイザー]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Jul 2026 12:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[小学校1年生]]></category>
		<category><![CDATA[小１国語]]></category>
		<category><![CDATA[小1国語のひらがな]]></category>
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					<description><![CDATA[「左利きだからか、書くのがどうにも大変そう」「書いたそばから手が真っ黒に汚れる」「お手本が手で隠れて見えにくそう」。左利きのわが子の書きにくさに、どうしてあげればいいのか悩んでいませんか。手伝ってあげたいのに、何が原因で [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">「左利きだからか、書くのがどうにも大変そう」「書いたそばから手が真っ黒に汚れる」「お手本が手で隠れて見えにくそう」。左利きのわが子の書きにくさに、どうしてあげればいいのか悩んでいませんか。手伝ってあげたいのに、何が原因で書きにくいのかが分からず、もどかしい思いをしている方も多いと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まず、大前提をお伝えします。<strong>左利きは個性であって、直す必要はありません。</strong> 書きにくさの多くは、「左利きそのもの」ではなく、右利きを前提に作られた環境から来ています。だから、無理に右手へ矯正するのではなく、環境をちょっと整えてあげるだけで、ぐっと書きやすくなります。まずは、何が書きにくさを生んでいるのかを知るところから始めましょう。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">左利きの子が感じる「3つの困りごと」</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">困りごと①：お手本や書いた字が、手で隠れる</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">困りごと②：書いた字を手でこすって、汚れる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">困りごと③：はらいが「押す」動きになる</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">「右に直したほうがいい?」への答え</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">困りごと別・おうちの環境づくり</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">急かさないことが、いちばんのサポート</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">学校生活での「ちょっとした配慮」も頼んでいい</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">成長とともに、自分で工夫できるようになる</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">よくある質問</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">左利きは個性、必要なのは「環境の調整」</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">左利きの子が感じる「3つの困りごと」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">日本語は、左から右へ書いていきます。この「左から右」というルールが、左手で書く子にいくつかの困りごとを生みます。原因が分かると、対策もはっきりします。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc2">困りごと①：お手本や書いた字が、手で隠れる</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">左手で書くと、これから写すお手本や、書いたばかりの文字を、自分の手が覆ってしまいます。見ながら書き進めたいのに、肝心の部分が見えない。これでは書きにくいのも当然です。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc3">困りごと②：書いた字を手でこすって、汚れる</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">書いた文字の上を、左手が右へ通っていきます。すると、鉛筆の粉が手の側面でこすれて、字が汚れたり、にじんだりします。「なんで汚すの」と言われがちですが、これは本人の不注意ではなく、手の動く向きの問題です。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">困りごと③：はらいが「押す」動きになる</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">「し」や「く」のように右へはらう線は、右利きなら自然に「引く」動きですが、左手だと「押す」動きになり、どうしてもぎこちなくなりがちです。きれいにはらえないのは、練習不足ではなく、手の動かす向きが逆だからなのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">どれも、本人の能力や、がんばりが足りないせいではありません。すべて環境と動きの向きの問題です。ここを取り違えて「もっと丁寧に」「なんで汚すの」と言ってしまうと、子どもは「自分が下手だからだ」と落ち込んでしまいます。原因が自分ではなく環境にあると分かるだけで、親の声かけは自然とやわらかくなります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">「右に直したほうがいい?」への答え</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「将来困るから、右に直したほうがいいの?」と悩む方はとても多いです。でも、利き手を無理に矯正すると、子どもに大きな負担がかかることがあります。本来やりやすい手を取り上げられるのは、大人が思う以上のストレスです。左利きのままでも、環境を整えれば、きれいな字は十分に書けるようになります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">左利きの有名な書家やイラストレーターがたくさんいるように、利き手はうつくしい字を書くこととはまったく関係ありません。「直す」のではなく「書きやすくする」。この発想に切り替えるだけで、親も子もぐっとラクになります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">困りごと別・おうちの環境づくり</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">3つの困りごとは、どれも環境の調整で和らげられます。困りごとと対策を並べてみましょう。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>困りごと</th><th>おうちでできる対策</th></tr></thead><tbody><tr><td>お手本・字が手で隠れる</td><td>紙を少し右に傾けて（右上がりに）置く／お手本は右側か上に置く</td></tr><tr><td>手元が暗くて見えにくい</td><td>明かりを右前から当てる</td></tr><tr><td>書いた字がこすれて汚れる</td><td>こまめに手を拭ける布をそばに置く／なめらかに書ける鉛筆を選ぶ</td></tr><tr><td>はらいが押す動きでぎこちない</td><td>急かさず、書きやすい角度を一緒に探す</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">紙の角度は、お子さんが書きやすいところを一緒に探してみてください。「これ、書きやすい?」と聞きながら、ぴったりの角度を見つけるのが、いちばんの近道です。筆記具は、押す動きでもスッと書けるよう、なめらかに書ける鉛筆を選ぶと負担が減ります。左利き用に作られた鉛筆削りやはさみ、書きやすさを工夫した文具もあるので、「左利きだから不便」を道具の力で減らせる、と知っておくだけでも心強いものです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">急かさないことが、いちばんのサポート</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">もうひとつ大切なのが、書く速さを急かさないこと。左利きの子は、はらいや汚れに気をつけながら書いている分、最初は少し時間がかかることがあります。それは丁寧に向き合っている証拠で、慣れればスピードは自然と上がっていきます。「遅い」と急かすより、「ていねいに書けてるね」と見守ってあげてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、鉛筆の持ち方が右利きの子と少し違っても、本人が書きやすければ無理に直す必要はありません。大事なのは、見た目のかたちより、お子さん自身が「書きやすい」と感じられることです。やりがちな声かけを、少し変えてみましょう。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>ついやりがちな声かけ</th><th>こう言いかえる</th></tr></thead><tbody><tr><td>「なんで字を汚すの」</td><td>「手でこすれちゃうよね。布で拭きながら書こう」</td></tr><tr><td>「もっと速く書きなさい」</td><td>「ていねいに書けてるね。ゆっくりでいいよ」</td></tr><tr><td>「右手で書いてみたら?」</td><td>「左利きはかっこいい個性。書きやすくしようね」</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">そして、書きにくそうにしているときは、<strong>「左利きはかっこいい個性だよ。書きにくいのはあなたのせいじゃなくて、道具や置き方のせい。一緒に書きやすくしようね」</strong>と声をかけてあげてください。「直しなさい」ではなく「書きやすくしよう」という姿勢が、子どもの自己肯定感をしっかり守ってくれます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">以前、「左利きの息子が、字を汚すたびに不機嫌になる」というお母さんがいました。よく見ると、書いた字を手でこすって、いつも消えかかっていたのです。紙を少し右に傾け、こまめに手を拭く布を置いただけで、汚れがぐっと減り、本人も「きれいに書けた!」とうれしそうに。叱る必要なんて、最初からなかったのです。困りごとの正体さえ分かれば、解決はとてもシンプルでした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">学校生活での「ちょっとした配慮」も頼んでいい</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">家の環境が整っても、お子さんは1日の多くを学校で過ごします。学校でも書きやすくなるよう、担任の先生に一言伝えておくと安心です。「左利きなので、書くときの様子を気にかけてほしい」「席や配り物で配慮してもらえると助かる」。こう伝えるのは、わがままでも特別扱いでもありません。お子さんが安心して学べる環境を整える、立派なサポートです。先生は意外なほど親身に応じてくれます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、ひらがなの書字は、書く以外の「手の経験」とも地続きです。左利きの子は、はさみ・定規・鉛筆削りといった道具が右利き用で使いにくいことが多く、それが「手を使うこと全般」への苦手意識につながることもあります。左利き用の道具をいくつかそろえてあげると、「自分の手は不器用なんだ」という誤解を防げます。手を使う経験が前向きになると、書くことへの気持ちも軽くなっていきます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc9">成長とともに、自分で工夫できるようになる</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">今は親が環境を整えてあげる時期ですが、左利きの子は成長とともに、自分なりの書きやすい工夫を見つけていきます。紙の角度を自分で変える、手の位置をずらす、汚れにくいペンを選ぶ。こうした工夫は、本人が「書きにくさは自分のせいじゃない、工夫で変えられる」と知っていれば、自然と身についていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">だからこそ、今かけてあげたい言葉は「直しなさい」ではなく「どうしたら書きやすい?」という問いかけです。一緒に工夫を探す経験そのものが、その子が将来、自分で快適な環境を作っていく力になります。左利きは、不便ではなく、工夫上手になれる個性なのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc10">よくある質問</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 左利きは、やっぱり右に直したほうがいいのでしょうか?</strong><br>A. 無理に直す必要はありません。利き手の矯正は子どもに大きな負担をかけることがあり、左利きのままでも環境を整えればきれいな字は十分書けます。「直す」より「書きやすくする」を選んであげてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 鉛筆の持ち方が、右利きの子と違います。直すべきですか?</strong><br>A. 本人が書きやすそうで、極端に握りこんでいるなどでなければ、無理に直さなくて大丈夫です。左利きは右利きと手の向きが違うので、持ち方も少し変わるのが自然です。大事なのは見た目より、書きやすさです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 学校の机やお手本は右利き用です。家でどこまでできますか?</strong><br>A. 家でできることはたくさんあります。紙の角度、お手本の位置、照明、道具を整えるだけで、書きやすさは大きく変わります。気になることがあれば、担任の先生に「左利きなので席や配り物で配慮してほしい」と一言伝えておくのもいい方法です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 字が汚いのは、左利きのせいですか?</strong><br>A. 多くは「汚い」のではなく、書いた字を手でこすってにじんでいるだけです。こまめに手を拭く、なめらかな鉛筆を使う、紙を傾ける。この工夫で、見違えるほどきれいに見えるようになります。字そのものは、ちゃんと書けていることが多いですよ。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 書くとすぐ「疲れた」と言います。左利きだからでしょうか?</strong><br>A. 右利き前提の環境で書いていると、手やお手本が見えにくく、よけいな力が入って疲れやすいことがあります。紙の角度や照明を整え、書く量を一度にたくさん求めないだけで、ぐっとラクになります。「疲れた」は甘えではなく、書きにくさのサインだと受け止めて、休み休み進めてあげてください。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc11">左利きは個性、必要なのは「環境の調整」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">左利きの子がひらがなを書きにくいのは、本人のせいでも、利き手のせいでもなく、右利きを前提にした環境のせいです。お手本が手で隠れる、こすれて汚れる、はらいが押す動きになる。この3つの困りごとは、どれも紙の角度、お手本の位置、照明、道具を整えるだけで、ぐっと和らぎます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">わが子が書きにくそうにしていると、つい心配になりますよね。でも、環境さえ合えば、左利きの子も、のびのびときれいな字を書けるようになります。「直す」より「書きやすくする」を合言葉にしてみてください。今日はまず、紙の角度を少し右に傾けて、お手本を右側に置いてあげましょう。「これ、書きやすい?」と聞きながら、お子さんにぴったりの環境を、一緒に見つけていってくださいね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ひらがなのつまずき全体を見渡して、ほかの入り口も確かめたいときは、<a href="https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana">どこから手をつければいいかを整理した入り口ガイド</a>も読んでみてくださいね。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>小1のひらがなが鏡文字に…脳の異常?無理に直さず見守る時期と声かけ</title>
		<link>https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana-mirror/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まりえ先生｜元保育士のおうち学習アドバイザー]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Jul 2026 12:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[小学校1年生]]></category>
		<category><![CDATA[小１国語]]></category>
		<category><![CDATA[小1国語のひらがな]]></category>
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					<description><![CDATA[「『し』が逆向きになっている」「『さ』がまるごと反転している」。わが子のノートを見て、「これって普通なの? もしかして脳に何かあるの?」と、検索する手が止まらなくなっていませんか。何度教えても、また次の日には逆さまに書い [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">「『し』が逆向きになっている」「『さ』がまるごと反転している」。わが子のノートを見て、「これって普通なの? もしかして脳に何かあるの?」と、検索する手が止まらなくなっていませんか。何度教えても、また次の日には逆さまに書いている。そのたびに不安がふくらんで、つい強い口調になってしまう。そんなご自分を責めている方もいるかもしれませんね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まず、いちばん大事なことをお伝えします。<strong>小1くらいで文字が左右さかさまになる「鏡文字」は、脳の異常ではなく、発達の途中でとてもよく見られる自然な現象です。</strong> 多くの子が、書く経験を重ねるうちに、自然と正しい向きで書けるようになっていきます。あわてて何度も直させると、かえって文字そのものを嫌いにさせてしまうこともあるので、まずは落ち着いて、なぜ起きるのか、いつまで見守っていいのか、一緒に整理していきましょう。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">鏡文字が起きる「3つのなぜ」</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">なぜ①：そもそも左右の区別が、まだ難しい</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">なぜ②：書き出しの位置が、左右で逆になっている</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">なぜ③：利き手や手の動かしやすさの影響</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">いつまで様子見? いつ相談? 鏡文字のタイムライン</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">つい、やってしまいがちな逆効果</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">無理なく正しい向きに導く、おうちでの工夫</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">正しい向きは「目」に貯金されていく</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">よくある質問</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">鏡文字は「成長の通過点」</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">鏡文字が起きる「3つのなぜ」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">鏡文字は、ひとつの原因で起きるわけではありません。子どもの中で、おもに3つのことが重なって生まれます。「うちの子だけ?」という不安をほどくために、まずその正体を知っておきましょう。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc2">なぜ①：そもそも左右の区別が、まだ難しい</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">小さい子にとって、左右の区別は、実はとても難しいものです。たとえばコップは、右から見ても左から見ても「コップ」ですよね。子どもはこれまで、「向きが変わっても、同じものは同じ」という世界の中で生きてきました。ところが文字は、そのルールがひっくり返ります。「し」は、逆向きにすると別物になってしまう。この「向きが変わると、意味まで変わる」という文字だけの特別なルールに、脳が慣れていく途中なのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc3">なぜ②：書き出しの位置が、左右で逆になっている</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">鏡文字の多くは、字の形を間違えているのではなく、「どこから書き始めるか」が逆になっているだけです。書き出す場所さえ正しければ、自然と正しい向きに流れていく字はたくさんあります。つまり、形を覚え直させる必要はなく、スタート位置をそっと教えるだけで直ることが多いのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">なぜ③：利き手や手の動かしやすさの影響</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">子どもは、自分の手が動かしやすい方向に線を引きたがります。とくに書き始めたばかりの時期は、手の運びと文字の正しい向きがぶつかって、結果的に反転してしまうことがあります。これは手の発達の途中で起きるもので、成長とともに落ち着いていきます。手の動かしにくさが目立つときは、鉛筆の持ち方や筆圧など運筆面のサポートも合わせて見てあげると、書くこと全体がラクになります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この3つはどれも、「これまで世界を柔軟にとらえてきた証拠」であり、文字のルールに今まさに慣れている最中だということ。決して異常ではありません。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">いつまで様子見? いつ相談? 鏡文字のタイムライン</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「いつまでに直らなかったら心配なの?」というのが、いちばん知りたいところですよね。あくまで目安ですが、大まかな見通しを持っておくと、落ち着いて構えられます。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>時期</th><th>よくある様子</th><th>親の心構え</th></tr></thead><tbody><tr><td><strong>入学前〜小1の1学期</strong></td><td>鏡文字がしょっちゅう出る。数字（3・7など）も裏返る</td><td>ありふれた光景。直すより、楽しく文字に出会わせる時期</td></tr><tr><td><strong>小1の2学期〜小2</strong></td><td>だんだん減り、特定の字だけ残ることが多い</td><td>スタート印などでそっと補助。あせらない</td></tr><tr><td><strong>小2の後半〜小3以降も頻繁に続く</strong></td><td>ほとんどの字で反転が残る／読み書き全般に強い困りごと</td><td>ひとりで抱えず、担任やスクールカウンセラーに様子を共有</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">ポイントは、<strong>小学校の低学年のうちは、ありふれた発達の通り道だということ</strong>です。書く回数が増えるにつれ、ほとんどの子が自然に正しい向きを身につけていきます。ただし、中学年になっても頻繁に続く、読み書き全般に強い困りごとがある、といった場合は、発達には個人差があるので、担任の先生やスクールカウンセラー、専門機関に一度相談してみると安心です。家庭で「これは異常なのか」と判断しようとせず、気になったら様子を共有する。それで十分です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">つい、やってしまいがちな逆効果</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">書くたびに「また逆!」「違うでしょ!」と指摘してしまうと、子どもは書くこと自体が怖くなっていきます。鏡文字を直すことより先に、文字嫌いを作ってしまっては本末転倒です。よかれと思ってやりがちなことを、少し言いかえてみましょう。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>ついやりがちな対応</th><th>こう変えてみる</th></tr></thead><tbody><tr><td>「また逆さま! 違うでしょ」</td><td>「おしい! あとちょっとでかっこよくなるよ」</td></tr><tr><td>消しゴムで「正しく書けるまでやり直し」</td><td>スタート位置に印をつけて、書き出しだけ手伝う</td></tr><tr><td>何度も書き取りさせて矯正する</td><td>正しい向きの字に楽しく出会う回数を増やす</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">鏡文字は、反復練習で無理やり矯正するよりも、正しい向きの文字に楽しく出会う回数を増やすほうが、ずっと効果的です。「直させる」から「出会わせる」へ。この発想の切り替えが、遠回りに見えていちばんの近道になります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">無理なく正しい向きに導く、おうちでの工夫</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">その前にひとつ知っておくと気がラクになるのが、鏡文字になりやすい字は、ある程度決まっているということ。下のような字は、多くの子がつまずきます。「うちの子が特別なのではないんだ」と分かっているだけで、見つけたときに過剰に動揺せずにすみます。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>つまずきやすい字</th><th>特徴</th></tr></thead><tbody><tr><td>し・さ・き・ち・そ</td><td>左へはらう、または書き出しが右寄り</td></tr><tr><td>ま・も・は</td><td>結びや向きが入り組んでいる</td></tr><tr><td>数字の 3・7・9</td><td>ひらがな以外でも反転しやすい</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">そのうえで、いちばん簡単な工夫が、書き出しの「スタート位置」に印をつけることです。マスの左上などに小さな●を打ってあげると、自然と正しい向きで書き出せるようになります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">次におすすめなのが、正しい字と鏡文字を2つ並べて、<strong>「ほんものの字はどっちでしょう?」とクイズにする</strong>こと。直接指摘されるとイヤがる子も、当てっこ遊びなら楽しくのってきて、正解を見分ける目が育っていきます。空中に大きく指で書く「空書き」や、子どもの背中に指で文字を書いて当てっこする遊びで、頭ではなく体ごと向きを覚えるのも効果的です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">以前、「『さ』だけどうしても鏡文字になるんです」というお母さんがいました。書き取りを増やしても直らず、親子でうんざりしていたそうです。そこで練習をいったんやめて、スタートの●印だけ打ってあげたところ、書き出しが変わっただけで、ほとんど反転しなくなりました。たくさん書かせることより、たったひとつの「はじまりの場所」を教えるほうが、子どもにはずっと届くことがあるのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">鏡文字を見つけたときも、責めるのではなく、<strong>「おしい! ここをこっち向きにすると、もっとかっこよくなるよ。やってみよっか」</strong>と声をかけてあげてください。「間違い」ではなく「あと少しでかっこよくなる」と前向きに伝えると、子どもは素直に直そうとしてくれます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">正しい向きは「目」に貯金されていく</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">机に向かって直す工夫と同じくらい、いえ、それ以上に効くのが、ふだんの暮らしの中で「正しい向きの文字」にたくさん出会うことです。鏡文字は「正しい向きの記憶」がまだ薄いから起きるもの。だから、書く量を増やすより、見る量を増やすほうが、土台がしっかりしていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">特別な教材はいりません。絵本を読むとき、お子さんの好きな1文字を「これ、『あ』だね」と指でなぞってあげる。お店の看板やお菓子の袋、車のナンバーを「あ、ここにも『さ』があるよ」と一緒に見つける。こうして正しい向きの字を毎日くり返し目にするうちに、「こっちが本物なんだ」という感覚が、じわじわと脳に貯金されていきます。書かせようとすると身構える子も、読む・見つけるなら楽しくのってくれます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">おすすめは、寝る前の絵本タイムに、ページの中から「今日のお気に入りの字」を1文字だけ一緒に探す習慣です。「探す」のは子どもが主役になれる遊びなので、自分から「あった!」と前のめりになります。直す時間ではなく、見つける時間。これをくり返していると、ある日ふと、鏡文字がいつのまにか減っていることに気づくはずです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc9">よくある質問</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 鏡文字は、知能や発達に問題があるサインですか?</strong><br>A. 低学年のうちは、ほとんどの場合そうではありません。左右の向きを脳が整理している途中で出るもので、書く経験とともに自然に減っていきます。ただし中学年になっても頻繁に続く、読み書き全般がとてもつらそう、という場合は、念のため担任やスクールカウンセラーに様子を伝えてみてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 無理にでも今すぐ直したほうがいいですか?</strong><br>A. あわてて矯正しないほうがうまくいくことが多いです。強く直しすぎると、書くこと自体が嫌になってしまいます。スタート印や当てっこ遊びで、楽しく正しい向きに出会わせるのが、結果的にいちばんの近道です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 数字まで裏返ります。ひらがなとは別の問題でしょうか?</strong><br>A. いいえ、同じ理由で起きていることがほとんどです。「3」「7」などが反転するのも、左右の向きを覚えていく途中のサイン。ひらがなと同じように、スタート位置に印をつける工夫が効きます。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 練習させると嫌がります。やらせなくて大丈夫ですか?</strong><br>A. 大丈夫です。机に向かう練習が嫌なら、お風呂で湯気のついた壁に指で書く、背中に書いて当てっこする、といった遊びのほうが効きます。「書かせる」ことより「正しい向きに楽しく出会わせる」ことを優先してください。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc10">鏡文字は「成長の通過点」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">小1のひらがなの鏡文字は、脳の異常ではなく、左右の向きを脳が整理している、成長の通過点です。起きる理由は、左右の区別がまだ難しいこと、書き出しの位置が逆になること、手の動かしやすさの影響。どれも、文字のルールに今まさに慣れている最中の証拠です。無理に何度も直させるより、スタートの印、どっちが本物クイズ、空書きで、楽しく正しい向きに出会わせてあげましょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「脳に何かあるのかもしれない」と検索して、ドキドキしながらここまで読んでくださったのかもしれませんね。でも、多くの子は、書く経験を重ねるうちに、いつのまにか鏡文字を卒業していきます。「今はまだ練習中なんだ」と、おおらかに構えていることが、結局いちばんの近道です。今日は鏡文字を見つけても「また逆!」とは言わず、「おしい! ここをこっち向きにしてみよう」と、ゲームのように一緒に直してみてください。焦らず、見守っていきましょうね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">書き順の乱れが気になるなら<a href="https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana-stroke">バトルにしないで直す「指書き」のすすめ</a>も役に立ちます。ひらがなのつまずき全体を見渡したいときは、<a href="https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana">どこから手をつければいいかを整理した入り口ガイド</a>も読んでみてくださいね。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>小1が「わ・れ・ね」を間違える…似た字を&#8221;言葉&#8221;で覚えさせる声かけ</title>
		<link>https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana-similar/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まりえ先生｜元保育士のおうち学習アドバイザー]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Jul 2026 12:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[小学校1年生]]></category>
		<category><![CDATA[小１国語]]></category>
		<category><![CDATA[小1国語のひらがな]]></category>
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					<description><![CDATA[「『わ』と『ね』をしょっちゅう取り違える」「『れ』と『わ』がいつもごちゃごちゃ」。似た形のひらがなを、何度直しても混同してしまう。そのくり返しに、頭を抱えていませんか。「よく見なさい」と言っても、また同じ間違い。こちらの [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">「『わ』と『ね』をしょっちゅう取り違える」「『れ』と『わ』がいつもごちゃごちゃ」。似た形のひらがなを、何度直しても混同してしまう。そのくり返しに、頭を抱えていませんか。「よく見なさい」と言っても、また同じ間違い。こちらの根気のほうが先に尽きてしまいそうになりますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">解決のヒントを、先にお伝えします。<strong>似た字の混同は、形を「見た目」だけで覚えようとすると、なかなか直りません。</strong> コツは、形を「言葉やお話」に変えて覚えさせること。子どもは、理屈よりも「お話」で覚えるのが得意です。「ここがこうなっているから○○」と言葉にしてあげると、驚くほどすんなり区別できるようになります。なぜ言葉が効くのか、どのペアをどう覚えさせるのかを、順番にお話ししますね。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">なぜ似た字を間違えるの?</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">「よく見て覚えて」が効かない理由</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">似た字を分ける「あいことば辞典」</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">遊びにすると、もっと定着する</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">「読んで見分ける」と「書いて区別する」は別</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">似た字の混同は、いつごろ減る?</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">よくある質問</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">似た字は「言葉に変えて」覚える</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">なぜ似た字を間違えるの?</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「わ・れ・ね」は、最後の部分が、はらうのか、結ぶのか、くるんと回るのか、というところだけが違っていて、あとはそっくりです。この小さな違いを見分ける力（形の弁別）が、まだ育っている途中だと、混同が起きます。これはごく自然な発達段階で、文字を見る目が肥えてくれば、自然と減っていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そしてもうひとつ、知っておいてほしいことがあります。似た字を間違えるのは、むしろ文字をしっかり覚えはじめている証拠でもあるということ。まったく文字に関心がなければ、似ているかどうかにすら気づきません。「似てるな、どっちだっけ」と迷うのは、その子の中で文字の世界が広がってきているサインなのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">「よく見て覚えて」が効かない理由</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">大人は「よく見れば違うでしょう」と思いますが、子どもにとっては、そもそもどこを見れば見分けられるのかが分かっていません。「よく見て覚えて」と言うだけでは、注目すべきポイントが伝わらないのです。広い間違い探しの絵を「どこかが違うよ」とだけ言われても、どこを見ればいいか分からないのと同じです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">だからこそ、混同を直すには「見るべき1点」を、こちらが言葉で指し示してあげる必要があります。手順はとてもシンプルです。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li><strong>そっくりな部分は、いったん横に置く</strong>（「上のほうは一緒だね」と認める）</li>



<li><strong>違う1点だけに注目させる</strong>（「でも、最後のところだけ違うよ」）</li>



<li><strong>その1点を、お話や言葉に変える</strong>（「ここがくるんと丸まったら『ね』だね」）</li>
</ol>



<p class="wp-block-paragraph">この3手順で、「ちゃんと見なさい」と何度くり返しても直らなかった子が、見るべき場所をつかんで、すっと区別できるようになります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">似た字を分ける「あいことば辞典」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">形の違いをセリフやお話にしてあげると、子どもの記憶にぐっと残ります。混同しやすいペアを、覚え言葉つきで一覧にしました。お子さんがよく間違えるペアから使ってみてください。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>混同しやすいペア</th><th>見るべき1点</th><th>あいことば</th></tr></thead><tbody><tr><td>わ・れ・ね</td><td>最後の形</td><td>「ね」はくるんと丸まって&#8221;ねんね&#8221;／「れ」はぴょんと跳ねて流れる／「わ」はふわっとはらう</td></tr><tr><td>は・ほ</td><td>横棒の数</td><td>「ほ」は横棒が2本。&#8221;ほね（骨）が1本多い&#8221;から「ほ」</td></tr><tr><td>さ・き</td><td>横棒の数</td><td>「き」は横棒2本で&#8221;きりんの首みたいに長い&#8221;／「さ」は1本ですっきり</td></tr><tr><td>ぬ・め</td><td>最後の輪っか</td><td>「ぬ」は最後にくるんと輪。&#8221;ぬいぐるみのしっぽが回ってる&#8221;</td></tr><tr><td>る・ろ</td><td>最後の輪っか</td><td>「る」は最後に輪っかが残る／「ろ」はまっすぐ止まる</td></tr><tr><td>い・り</td><td>2本目の長さ</td><td>「り」は2本目が下までのびる／「い」は短い</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば「ね」と「れ」で迷う子には、<strong>「ねは、ねんねしてるね」</strong>と声に出してあげると、笑いながら覚えてくれます。大事なのは、多い・少ない・どこが違うのかを、ひとことの言葉にしてあげること。それだけで、見分けるポイントがはっきりします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">おすすめは、この覚え言葉を、親が一方的に与えるのではなく、親子で一緒に作ること。「ここ、なんて覚えたら忘れない?」と聞いて、お子さん自身が考えた言葉を採用すると、自分で作った言葉ほどよく覚えるので、定着がまるで違います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">遊びにすると、もっと定着する</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">覚え言葉ができたら、あとは楽しくくり返すだけです。机に向かわなくてもできる遊びを3つ紹介します。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ひとつめは、あいことばクイズ。似た字を2つ並べて「『ねんねしてる』のはどっちでしょう?」と当てっこします。ふたつめは、覚え言葉カード。混同するペアを大きく書き、あいことばを一緒に添えたカードを壁に貼っておきます。みっつめは、似た字神経衰弱。似た字のカードを裏返して並べ、同じ字を当てるゲームにすると、遊びながら自然と形を見分ける目が育ちます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">間違えたときの返し方も大切です。やりがちな声かけを、少し変えてみましょう。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>ついやりがちな声かけ</th><th>こう言いかえる</th></tr></thead><tbody><tr><td>「また間違えた! ちゃんと見て」</td><td>「おしい! ここが&#8221;ねんね&#8221;になってないよ」</td></tr><tr><td>「何回言ったら覚えるの」</td><td>「このあいことば、もう一回いっしょに言ってみよう」</td></tr><tr><td>「よく似てるんだから集中して」</td><td>「上は一緒だね。違うのは最後のここだけ」</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">怒らないことが、いちばん長く続くコツです。間違いは、見分けるポイントを教えてあげる絶好のチャンスだと思って、おおらかに構えていきましょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">以前、「『わ』と『ね』が、何十回直しても直らない」というお母さんがいました。練習帳で書かせるたびにバトルになっていたそうです。そこで書く練習をやめて、お子さんと一緒に「ねは、ねんね」「れは、れっつごー（跳ねる）」という、その子だけのあいことばを作ってみたところ、次の日からほとんど間違えなくなったのです。何十回の書き取りより、その子が笑って覚えた、たったひとつの言葉のほうが、ずっと強く届いたのでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なお、「シ」と「ツ」のようなカタカナの似た字の混同は、また少し別の話になります。カタカナでつまずいているなら、カタカナの「シとツ」を覚えさせる声かけのほうが、お子さんに合っているかもしれません。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">「読んで見分ける」と「書いて区別する」は別</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">ここでひとつ、見落とされがちなことをお伝えします。似た字には「読むとき見分けられるか」と「書くとき正しく区別して書けるか」の、2つの段階があります。カードを見せて「どっち?」と聞けば当てられるのに、いざ書くとなると混ざってしまう。これは、見分ける目は育ってきたけれど、書くときに「違う1点」を手で再現する力が、まだ追いついていないだけです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">だから、まずはあいことばで「読んで見分ける」をしっかり固めてから、「書いて区別する」へ進むと、つまずきが少なくなります。書く練習をするときも、いきなり何も見ずに書かせるより、あいことばを声に出しながら、「ねは、ねんね……だから最後はくるん」と、言葉と手を連動させると、違いが手に残りやすくなります。読む段階と書く段階を分けて考えると、「読めるのに書き間違える」も、あわてず構えていられます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">似た字の混同は、いつごろ減る?</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「いつまで続くの?」と不安になりますよね。あくまで目安ですが、見通しを持っておくと落ち着けます。形を見分ける力（弁別）が育つにつれ、似た字の混同は低学年のうちにだんだん減っていくのがふつうです。1年生のあいだは出ても、まったく心配いりません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">むしろ、この時期に「違いを言葉にする」経験をたっぷり積んでおくと、その後のカタカナや漢字の似た字（「シとツ」「未と末」など）でも、「どこが違うかな?」と自分から見比べる習慣が育ちます。今のあいことば遊びは、目の前の「わ・れ・ね」を直すだけでなく、これから先の「見分ける目」そのものを育てているのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">よくある質問</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 似た字の混同は、いつごろ直りますか?</strong><br>A. 形を見分ける力が育つにつれ、低学年のうちに自然と減っていくことがほとんどです。あいことばで「見るべき1点」を教えてあげると、その時期がぐっと早まります。あせらず、間違えたら覚え言葉で軽く返す、をくり返してあげてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 覚え言葉を使っても、すぐ忘れてしまいます。</strong><br>A. 一度で定着しなくて当たり前です。忘れたら、また同じあいことばを一緒に言えば大丈夫。壁に貼ったカードを見ながら、何度も明るくくり返すうちに、だんだん身についていきます。親が作った言葉より、お子さん自身が考えた言葉のほうが、忘れにくくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. たくさんのペアを、一気に覚えさせたほうがいいですか?</strong><br>A. いいえ、一度に欲ばると混乱します。まずは、お子さんがいちばんよく間違えるペアを1組だけ選んでください。それが区別できるようになってから、次のペアへ。ひとつずつのほうが、結局は早く定着します。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 何度も間違えると、つい叱ってしまいます。</strong><br>A. 叱りたくなる気持ち、よく分かります。でも、似た字の混同は、文字を覚えはじめている証拠でもあります。叱るより「おしい! ここだけだね」と1点を示すほうが、ずっと早く直ります。間違いは、教えるチャンスだと思って受け止めてあげてください。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">似た字は「言葉に変えて」覚える</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「わ・れ・ね」のような似た字の混同は、形を見た目だけで覚えようとするから、直りにくいだけです。そっくりな部分はいったん置いて、違う1点だけに注目させ、それをお話や言葉に変えてあげる。この3手順で、子どもはすっと区別できるようになります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">何度直しても混同するわが子に、もどかしさを感じますよね。でも、それは形を見分ける目が、今まさに育っている途中だというだけのこと。「ねんねの“ね”」のように、親子で一緒に覚え言葉を作ってみてください。自分で作った言葉ほど、子どもはよく覚えるものです。今日は、お子さんがよく間違えるペアをひと組だけ選んで、「どこが違うかな?」と一緒にあいことばを考えてみてください。間違えても責めず、クイズにして。そうやって遊ぶうちに、似た字はだんだんお友達になっていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ひらがなのつまずき全体を見渡して、ほかの入り口も確かめたいときは、<a href="https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana">どこから手をつければいいかを整理した入り口ガイド</a>も読んでみてくださいね。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>小1のひらがなの書き順がめちゃくちゃ…バトルにせず直す「指書き」のすすめ</title>
		<link>https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana-stroke/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まりえ先生｜元保育士のおうち学習アドバイザー]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Jul 2026 12:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[小学校1年生]]></category>
		<category><![CDATA[小１国語]]></category>
		<category><![CDATA[小1国語のひらがな]]></category>
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					<description><![CDATA[「書き順が自己流で、見ているとぐちゃぐちゃ」「何度教えても直らなくて、つい声を荒げてしまう」。正しく教えたいだけなのに、毎回バトルになって、お互いぐったり疲れていませんか。直してあげようとしただけなのに、子どもは「うるさ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">「書き順が自己流で、見ているとぐちゃぐちゃ」「何度教えても直らなくて、つい声を荒げてしまう」。正しく教えたいだけなのに、毎回バトルになって、お互いぐったり疲れていませんか。直してあげようとしただけなのに、子どもは「うるさい!」とふくれ、こちらも我慢の限界。そんな夜を何度もくり返している方は、少なくありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">肩の力が抜ける結論を、先にお伝えします。<strong>小1のうちに書き順が多少めちゃくちゃでも、深刻に考えすぎなくて大丈夫です。</strong> ただ、書き順には「字をきれいに、速く書くための合理的な順番」という意味があるので、今のうちにゆるやかに身につけておくと、あとがぐっとラクになります。大切なのは、バトルにせず、楽しく体で覚えること。そのカギになるのが「指書き」です。なぜバトルになるのか、どう直せばいいのかを、順番にお話ししていきますね。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">書き順はなぜ大切? でも、今すぐ完璧でなくていい</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">自己流になりやすいのは、こんな字</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">バトルになる本当の原因は、教える中身ではなく「直し方」</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">書き順バトルをほどく「3ステップ」</a><ol><li><a href="#toc5" tabindex="0">ステップ①：まず「書けてる」を認める</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">ステップ②：鉛筆を置いて「指書き」</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">ステップ③：直すのは「書き終わってから・1字だけ」</a></li></ol></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">指書きは、机に向かわなくてもできる</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">書き順が入りやすくなる「土台」も整えてあげる</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">よくある質問</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">書き順は「指で・楽しく・少しずつ」</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">書き順はなぜ大切? でも、今すぐ完璧でなくていい</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">書き順は、ただ大人が決めたルールではありません。その順番で書くと、線と線が自然につながり、字が整い、速く書ける。そんな「手の通り道」として作られています。だから自己流のままだと、これから画数の多い漢字に進んだとき、字が崩れたり、書くのにやたら時間がかかったりしやすくなるのです。小1で習うひらがなの書き順は、その先の漢字をラクにするための、いわば準備運動だと思ってください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">とはいえ、小1の段階で、すべての書き順を完璧にする必要はまったくありません。「だいたい正しい流れで書けている」なら、それで十分合格です。神経質に1画ずつ直すより、毎日よく使う字から自然に整えていくくらいの気持ちでいきましょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">自己流になりやすいのは、こんな字</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">全部をいっぺんに直そうとすると、親も子もパンクします。まずは「崩れやすい字」を知って、優先順位をつけましょう。下のようなパターンは、多くの子が自己流になります。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>自己流になりやすいパターン</th><th>例</th></tr></thead><tbody><tr><td>下から上へ書いてしまう</td><td>「い」「け」の縦線を下から書く</td></tr><tr><td>右から左へ書いてしまう</td><td>横線を右から引く</td></tr><tr><td>横線と縦線の順番が逆</td><td>「土」のような形で縦を先に書く</td></tr><tr><td>画の多い字で迷子になる</td><td>「ふ」「あ」「ぬ」「を」</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">優先順位は、名前に使う字や「い」「こ」「し」のようによく出てくる字、そして「ふ」「あ」のように画の多い複雑な字から。一度に欲ばらないことが、結局いちばんの近道です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">バトルになる本当の原因は、教える中身ではなく「直し方」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">書き順バトルの多くは、教える内容ではなく、直し方そのものに原因があります。書いている途中で「違う!」とさえぎられる、何度も消してやり直させられる、「前にも言ったでしょ」と責められる。これでは、書くこと自体がどんどん嫌になってしまいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">書いている最中の子どもは、字の形・筆圧・マスにおさめること、それだけで頭がいっぱいです。そこに横やりが入ると、集中も気持ちも一気に折れてしまうのです。やりがちな対応を、少し言いかえてみましょう。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>ついやりがちな対応</th><th>こう変えてみる</th></tr></thead><tbody><tr><td>書いている途中で「違う!」と止める</td><td>最後まで書かせてから、1字だけ手伝う</td></tr><tr><td>「前にも言ったでしょ」と責める</td><td>「ここ、いっしょに直すともっとかっこいいよ」</td></tr><tr><td>消しゴムで何度もやり直させる</td><td>鉛筆を置いて、指書きで1回だけ</td></tr></tbody></table></figure>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">書き順バトルをほどく「3ステップ」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">直し方には、バトルにならない順番があります。私はいつも、この3ステップでお話ししています。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">ステップ①：まず「書けてる」を認める</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">直す前に、できているところを先に言葉にします。<strong>「上手に書けてるね! ひとつだけ、もっとかっこよくなる書き方を教えてあげる」</strong>と、認めてから誘うと、子どもは身構えずに受け取ってくれます。最初に否定されると、もう耳がふさがってしまうからです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">ステップ②：鉛筆を置いて「指書き」</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">ここがいちばんのポイントです。鉛筆を持つと「上手に書かなきゃ」というプレッシャーがかかりますが、指書きなら気楽。書き順だけに集中して、体で覚えられます。指書きとは、鉛筆を持たずに、机や空中、手のひらに、指で大きく文字をなぞる方法です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">やり方はシンプルです。まず親が「いち、にー」と声に出しながら、大きく指でお手本を見せます。次に、子どもの手をやさしく取って、あるいは隣に並んで同時に、声をそろえて書きます。最後に、子どもひとりで、声を出しながら指書き。できたら「書き順マスター!」と拍手してあげてください。声に出す「いち、にー」のリズムが、書き順を記憶にしっかり残してくれます。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc7">ステップ③：直すのは「書き終わってから・1字だけ」</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">直すのは、書いている途中ではなく、書き終わったあとに、楽しく1回だけ。そして一度に直すのは1字だけにします。途中で何度も手を止めさせないこと。これが、バトルを防ぐいちばんのコツです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">指書きは、机に向かわなくてもできる</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">指書きのいいところは、場所を選ばないことです。お風呂の湯気がついた壁になぞる。寝る前に布団の中で、子どもの背中に指で書いて「なんの字でしょう?」と当てっこする。車の中で、太ももをノート代わりにする。遊びにできるので、子どもは「勉強させられている」と感じません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">鉛筆書きは、「字の形」「筆圧」「マスにおさめる」「書き順」を、全部いっぺんにこなさなければならず、子どもにとっては相当な負担です。指書きなら書き順だけに集中できるので、すっと頭に入ります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">以前、「『あ』の書き順がどうしても直らない」と悩むお母さんがいました。練習帳で何度書かせてもバトルになるばかり。そこで鉛筆をいったん置いて、お風呂で湯気の壁に「いち、にー、さん」と声を出しながら一緒に指書きしてみたそうです。すると遊び感覚でくり返すうちに、いつのまにか鉛筆でも正しい順番で書けるように。机に向かわせることをやめたら、かえって早く身についたのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc9">書き順が入りやすくなる「土台」も整えてあげる</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">指書きと並行して、もうひとつ見てあげたいのが、書くときの姿勢と鉛筆の持ち方です。実は、椅子に浅く座って体がぐらぐらしていたり、鉛筆をぎゅっと握りこんでいたりすると、手が思いどおりに動かず、書き順どころではなくなってしまいます。書き順が崩れる子の中には、「順番を知らない」のではなく「手が安定しないから、書きやすい方向につい流れてしまう」だけ、という子もいるのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">足の裏が床につく高さに椅子を合わせる。机との距離を近づけすぎない。鉛筆は、軽く持てる三角鉛筆や、市販の持ち方サポートグッズを使う。こうした土台を整えるだけで、手の動きが安定し、正しい順番で書きやすくなる子は少なくありません。書き順の練習がうまくいかないと感じたら、いったん「順番を教えること」から離れて、座り方や持ち方を見直してみるのもひとつの手です。手先の動かしやすさそのものが気になるときは、鉛筆の持ち方や筆圧をやさしく整える運筆のサポートも合わせて見てあげてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それでも、なかなか自己流が抜けない時期はあります。そんなときは、無理に家庭だけで抱え込まず、お子さんの好きなキャラクターのなぞり書きドリルを1冊だけ用意したり、タブレット教材の「お手本の上を順番になぞる」機能を使ったりと、楽しく続く道具に少し頼るのもおすすめです。大事なのは、毎日バトルしてまで完璧にすることではなく、書くことを嫌いにさせないまま、ゆっくり整えていくことです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc10">よくある質問</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 書き順が違うと、テストでバツになりますか?</strong><br>A. 小1のうちは、書き順そのものでバツになることはほとんどありません。ただ、正しい順番のほうが字が整い、速く書けるので、将来の漢字学習がラクになります。今は「だいたい合っていればOK」くらいの気持ちで、よく使う字から整えていけば十分です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 何度教えても自己流に戻ります。覚えが悪いのでしょうか?</strong><br>A. 覚えが悪いのではなく、鉛筆書きだと負担が大きすぎて、書き順まで意識が回らないことが多いのです。鉛筆を置いて指書きにすると、書き順だけに集中できて、ぐっと入りやすくなります。戻ってしまっても責めず、遊びの中でくり返してあげてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 全部の字の書き順を、いっぺんに直したほうがいいですか?</strong><br>A. いいえ、一度にやると親子でパンクします。名前の字やよく使う字から、1日1字くらいのペースで十分です。崩れやすい複雑な字（ふ・あ・ぬ など）を少しずつ整えていくほうが、長続きします。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 上の子は何も言わなくても正しく書けました。下の子だけ自己流で心配です。</strong><br>A. きょうだいでも、書き順の入り方には個人差があります。上の子と比べると不安になりますが、その子のペースがあるだけ。指書きで楽しく、その子に合った速さで整えていけば大丈夫です。比べる相手は、お友だちやきょうだいではなく、その子の「昨日」にしてあげてください。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc11">書き順は「指で・楽しく・少しずつ」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">小1のひらがなの書き順がめちゃくちゃでも、焦らなくて大丈夫です。ただ、あとがラクになるよう、よく使う字からゆるやかに整えていきましょう。そのとき大事なのが、バトルをほどく3ステップ。まず書けていることを認める。鉛筆を置いて指書きで体に入れる。直すのは書き終わってから1字だけ。途中で止めて何度も直させると、必ずバトルになります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">毎回バトルになると、教えることそのものが憂うつになっていきますよね。でも、机に向かわなくても、お風呂や布団の中で、指1本あれば練習できます。今日はお子さんが苦手な1文字を選んで、「いち、にー」と声をそろえながら、一緒に指で書いてみてください。遊びの中で、書き順は自然と身についていきます。あせらず、楽しくいきましょうね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">文字の向きが反転してしまう鏡文字が気になるなら、<a href="https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana-mirror">無理に直さず見守る時期と声かけのページ</a>も合わせてどうぞ。ひらがなのつまずき全体を見渡したいときは、<a href="https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana">どこから手をつければいいかを整理した入り口ガイド</a>も読んでみてくださいね。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>小1がひらがなを読めるのに書けない…怠けじゃない理由とハードルの下げ方</title>
		<link>https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana-write-struggle/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[まりえ先生｜元保育士のおうち学習アドバイザー]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Jul 2026 12:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[小学校1年生]]></category>
		<category><![CDATA[小１国語]]></category>
		<category><![CDATA[小1国語のひらがな]]></category>
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					<description><![CDATA[「絵本はスラスラ読めるのに、いざ書くとなると手がぴたっと止まる」「読めるんだから、書けるはずでしょう、とつい思ってしまう」。その不思議なギャップに、戸惑っていませんか。やる気がないだけに見えて、つい「ちゃんとやりなさい」 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">「絵本はスラスラ読めるのに、いざ書くとなると手がぴたっと止まる」「読めるんだから、書けるはずでしょう、とつい思ってしまう」。その不思議なギャップに、戸惑っていませんか。やる気がないだけに見えて、つい「ちゃんとやりなさい」と言いたくなる。でも本当にサボっているのか、自信が持てない。そんなモヤモヤを抱えている方も多いと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">先に、誤解をほどく結論をお伝えします。<strong>「読めるのに書けない」のは、まったくの正常で、怠けでも手抜きでもありません。</strong> 読む力と書く力は、脳の使い方がまるで違うからです。むしろ「読める」段階まで来ているのは、しっかり力がついている証拠。あとは書く力が、これから追いついてくるだけなのです。なぜ書くほうが難しいのか、どうハードルを下げればいいのかを、順番にお話ししますね。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">読むは「見分ける」、書くは「思い出して作り出す」</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">書くとき、子どもの中で起きている「3つの負担」</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">「怠けてる」と誤解すると、何が起きる?</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">書くハードルを下げる「4つの足場」</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">書いた字を「練習帳の外」に持ち出す</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">「手で再現する力」は、遊びの中で育つ</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">よくある質問</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">書く力は「これから追いついてくる」</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">読むは「見分ける」、書くは「思い出して作り出す」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">読むというのは、目の前にある文字を見て「これは『あ』だ」と見分ける力です。お手本が、ちゃんとそこにあります。一方、書くというのは、頭の中から「『あ』ってどんな形だったかな」と思い出して、手で再現する力です。お手本は、頭の中にしかありません。つまり、書くほうが何倍も難しい作業なのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「読めるのに書けない」は、より難しいことがまだできないだけ。順番として、ごく当たり前のことなのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">書くとき、子どもの中で起きている「3つの負担」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「書く」という一つの動作の中で、子どもは実は3つのことを同時にこなしています。これを知っておくと、「なんで書けないの」が「そりゃ大変だ」に変わります。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>負担</th><th>どんなこと?</th><th>ここでつまずくと</th></tr></thead><tbody><tr><td><strong>①思い出す</strong></td><td>何も見ずに「あ」の形を記憶から呼び出す</td><td>手が止まる／「どんな形だっけ?」となる</td></tr><tr><td><strong>②形を組み立てる</strong></td><td>線の向き・つながり・バランスを頭で組む</td><td>線がバラバラ／一部だけ抜ける</td></tr><tr><td><strong>③手で再現する</strong></td><td>鉛筆を思いどおりに動かして書く</td><td>形は分かるのに手が追いつかない</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">このうち③は、手先の発達（運筆）も関わってきます。頭の中で形が分かっていても、手がまだ追いついていないことも多いもの。これは反復練習でどうにかするものというより、体の成長とともに、ゆっくり育っていく部分です。形は覚えているのに線がガタガタになる、という場合は、字が汚い子への運筆サポートの話のほうが近いかもしれません。つまり「読めるのに書けない」は、この3つの負担が重なって、まだ全部を同時にこなしきれていないだけ。能力ではなく、順番の問題なのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">「怠けてる」と誤解すると、何が起きる?</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「読めるんだから、やればできるはず」と思い込んでしまうと、つい責めたくなります。でも子どもは、サボっているのではなく、本当に難しくて困っているのです。やりがちな声かけを、少し言いかえてみましょう。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>ついやりがちな声かけ</th><th>こう言いかえる</th></tr></thead><tbody><tr><td>「読めるのに、なんで書けないの」</td><td>「読むより書くほうが難しいんだよ。ゆっくりでいいよ」</td></tr><tr><td>「ちゃんとやりなさい」</td><td>「いっしょになぞるとこからやってみよう」</td></tr><tr><td>「さっき読めてたでしょ」</td><td>「読めるってすごいこと。書くのはこれからだね」</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">そこを責められた子は、「できない自分はダメなんだ」と感じ、書くこと自体をますます避けるようになってしまいます。逆に、まず「これは難しいことなんだ」と親が理解するだけで、自然と声かけがやさしくなり、子どもも安心して挑戦できるようになります。最初のボタンは、テクニックではなく、この理解から掛け違えないことが肝心です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">書くハードルを下げる「4つの足場」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">いきなり書かせようとせず、足場を組んでハードルをぐっと下げていきましょう。下の4つは、どれも「3つの負担」を1つずつ減らしてあげる工夫です。</p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><thead><tr><th>足場</th><th>やること</th><th>どの負担が軽くなる?</th></tr></thead><tbody><tr><td><strong>大きく書く</strong></td><td>小さいマスでなく、大きなマスや白い紙にのびのびと</td><td>③手で再現する負担が減る</td></tr><tr><td><strong>なぞり書き</strong></td><td>お手本をなぞるところから始める</td><td>①思い出す負担がなくなる</td></tr><tr><td><strong>1日1〜2文字</strong></td><td>46文字を一度に求めず、少しずつ</td><td>全部の負担が一度に来ない</td></tr><tr><td><strong>好きな言葉</strong></td><td>「ぱぱ」「だいすき」など本人が書きたい言葉から</td><td>やる気が負担を上回る</td></tr></tbody></table></figure>



<p class="wp-block-paragraph">何もないところに思い出して書くのは最難関なので、まずは「なぞり書き」で①の負担を取り除いてあげるのが効果的です。書く前に指で空中になぞって形を体に入れるのもいいですね。きれいに書かせようと消しゴムを何度も使わせず、多少ゆがんでいても「書けた」をOKにしてあげてください。きれいさは、あとから必ずついてきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして、上手か下手かより、<strong>「自分で書けたね! それがいちばんすごいよ」</strong>と、挑戦したことそのものをほめてあげましょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">書いた字を「練習帳の外」に持ち出す</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">書けた字を、ただ練習帳の中で終わらせないのも、ひとつのコツです。書けたひらがなで、おばあちゃんへの短いお手紙を書いてポストに入れる。冷蔵庫に貼って家族に見てもらう。買い物メモを1文字だけ担当してもらう。「書いた字が、誰かの役に立った」「見てもらえた」という体験は、ドリルを何枚もこなすより、ずっと強く子どもの「また書きたい」を育てます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">書く目的が「練習のため」から「伝えるため」に変わると、手の止まりも少しずつほどけていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">以前、書く練習を頑なに嫌がる男の子がいました。なぞり書きすら拒否していたのですが、大好きなおじいちゃんに「だいすき」とだけ書いた手紙を出してみたら、お返事が届いた。それがうれしくて、次は「げんき?」と自分から書きたがるように。書くことが「やらされる勉強」から「気持ちを届ける手段」に変わった瞬間でした。子どもを動かすのは、ドリルの枚数ではなく、「書いてよかった」という小さな成功体験なのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">「手で再現する力」は、遊びの中で育つ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">3つの負担のうち、③の「手で再現する」は、机に向かう練習だけで育つものではありません。鉛筆を思いどおりに動かすには、指先を細かく使う力（巧緻性）が必要で、これは日々の遊びの中でぐんぐん育ちます。書く練習に親子で疲れてきたら、いったん鉛筆を置いて、手を使う遊びに切り替えるのも立派な「書く力の練習」です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば、粘土をこねる、シールを台紙からはがして貼る、洗濯ばさみをつまんでとめる、ビーズやマカロニに紐を通す、折り紙を折る。どれも指先をたっぷり使う遊びです。こうした遊びで手が育つと、鉛筆のコントロールも安定し、「思い出せているのに手が追いつかない」もどかしさが、少しずつ減っていきます。「書けるようにするために遊ぶ」なんて、ちょっと意外かもしれませんが、低学年のうちは、遊びと学びの境界はとてもあいまいなのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それでも、ほかの子と比べて書く力の差がとても大きい気がする、生活の中でも気になることが続く、という場合は、発達には大きな個人差があるので、ひとりで判断しようとせず、担任の先生やスクールカウンセラー、地域の相談窓口に一度様子を伝えてみてください。家庭で「これは問題なのか」と抱え込むより、専門家に共有するほうが、ずっと気持ちが軽くなります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">よくある質問</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 読めるのに書けないのは、学習の遅れですか?</strong><br>A. いいえ、低学年ではごくふつうの順番です。読む（見分ける）より書く（思い出して作り出す）ほうがずっと難しいので、書く力は少し遅れて育ちます。読めている時点で、土台はしっかりできています。あせらず、書く力が追いつくのを待ってあげて大丈夫です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. なぞり書きばかりだと、自分で書けるようにならないのでは?</strong><br>A. 心配いりません。なぞり書きは「思い出す」負担を一時的に外して、書く動きに集中させる足場です。慣れてきたら、お手本を少しずつ薄くしたり、見本を隣に置いて写したりと、段階的に負担を戻していけば、自然と何も見ずに書けるようになっていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 何度も書かせれば、早く書けるようになりますか?</strong><br>A. 量を増やすより、ハードルを下げるほうが効きます。書くのが嫌になってしまうと、かえって遠回りです。1日1〜2文字を、好きな言葉から楽しく。少ない回数でも「書けた」を積み重ねるほうが、しっかり定着します。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>Q. 手が止まると、つい代わりに書いてしまいます。だめでしょうか?</strong><br>A. たまになら大丈夫ですが、いつも代わりに書くと「自分で思い出す」機会が減ってしまいます。手が止まったら、答えを書いてあげるのではなく、「最初はどの線からだったかな?」と書き出しだけ一緒に思い出すと、子ども自身の力で続きが出てくることがよくあります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">書く力は「これから追いついてくる」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「読めるのに書けない」のは、怠けではなく、読む力と書く力では難しさがまるで違うからです。書くときには、思い出す・形を組み立てる・手で再現するという3つの負担が同時にかかります。だから書くほうがずっと難しく、手の発達も必要で、あとから追いついてくるのが自然な順番です。大きな紙、なぞり書き、1日1文字、好きな言葉。足場をうんと低くしてあげれば、子どもは「書けた!」を一つずつ積み重ねていけます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「読めるのに、どうして?」と、つい不思議でもどかしくなりますよね。でも、読めている時点で、お子さんはもう大きな一歩を踏み出しています。今日は好きな言葉をひとつ選んで、「これ、なぞって書いてみる?」と、なぞり書きから誘ってみてください。「書けた」の一回が、自信の出発点になります。焦らず、その子のペースで大丈夫ですよ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ひらがなのつまずき全体を見渡して、ほかの入り口も確かめたいときは、<a href="https://sf-learning.com/japanese-grade1-hiragana">どこから手をつければいいかを整理した入り口ガイド</a>も読んでみてくださいね。</p>
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