塾をやめるときには「ちょっと、いったん塾を離れて一人でやらせてみたいんです」と親御さんに言われることがあります。
もちろん、これだけが理由ではなく、本心がほかのところにもあるのは百も承知ですが、だったら「一人で勉強する方法」は知ってるのかな、とも思うわけです。
タイトルには「自宅学習」と書きましたが、つまり塾や家庭教師など、外部の私教育の力を借りずに、という風にとらえてください。
学習する時間帯を決める
まずは一日の中で学習する時間帯をしっかり決めましょう。
何時から何時にやる、とか。
家に帰ってきたらやる、とか。
まとめて時間を取る必要はありません。
忙しい人は10分でも15分でも時間があるなら、そういう時間を使っていくのもありですね。
学習する内容を決める
次にいつ、何をやるか、を決めていきましょう。
受験生ならば入試の時がピークになるようにする必要があります。
とはいえ、遠い目標に向けた計画づくりはちょっと大変。
まずはテストや模試など近い予定を目標にして作ってみるとやりやすいかもしれません。
必要なこと、実施するのに必要な時間、締め切り…を書き出していくとおのずと、いつ何やるかが決まってきます。
急な予定が入ったり、体調を崩したりもしますから、ある程度余裕を持たせた計画だといいですね。
実行する
実行する前にもう一度今日やるべきことを書き出しておきましょう。
一つのことに集中してしまって他のやるべきことに手が回らず時間切れ、だと後が大変になります。
後は集中して実行。
友達からLINEが来ようと、見たいテレビ番組があろうと、集中して取り組む。
振り返る
実は一番大事なのはここ。
実行してみた結果をフィードバックすることです。
- 勉強する時間や内容、やり方は適切だったか
- 学習した内容ができるようになったか
- これからの計画はきちんと実行できそうか
- 計画を見直す必要はないか
その日やったことをきちんと次につなげていくことが重要です。
まとめ
一人で学習するということは、実行できる時点で相当な学力の持ち主である、といえます。
ただ言われたことをやればいい、というものではないし、課題を締め切りまでに提出すれば力がつくわけではないのです。
もちろん、だから塾や家庭教師が必要不可欠、というつもりはないです。
教師が100%主導権を握って子供たちに与えるだけの指導がすぐれているかというと、そうとは言い切れない部分もあります。
お子さんが勉強を得意にしたい、勉強で自信を持ちたい、と思うのであれば、短期間であってもプロに頼ることは一つの選択肢といえそうです。
そしてお子さんにあった自立した学習を身につける助けにするのは悪いことではないでしょう。
スーパー飛び級®では、自分で勉強に向きあう練習を繰り返すので、いざというときに自分の力で勉強することが可能です。