子どもたちの勉強にとって一番大切なことは何か 目先の成果や合格だけにとらわれない学習

先日、開講以来ご兄弟みなさん通わせてくださっている保護者の方とお話しする機会があり、とてもうれしいお話をいただきました。

決まったやり方でしか勉強ができなくなる危険

細かい言い回しは違うかもしれませんが、おおよそこんな内容でした。
「大手塾に行くと、高校受かってもまた通い続けて、もうそこでしか勉強できなくなるみたいなのよね」

確かに集団指導の塾では、その塾の進め方があります。
長年の経験と多くのお子さんのデータを踏まえて、いかにテストや成績につながる指導をするか、ということを大変研究されています。
また、大きい塾ほど毎年多くの新入社員やアルバイトがやってきますので、高度にマニュアル化されていることが多くみられます。

一方で、誤解を承知で申し上げると、子どもたちを決まった形に当てはめることにもなりかねないわけです。
例えば、

先生が説明する → 説明された通りに解く → できる

みたいなサイクルが出来上がったとすると、最初の「説明」がなければ解けなくなってしまうわけです。
また、何も言わなくても塾の教材がたくさんありますので、「何を勉強しよう」「どうやって勉強しよう」と考える必要がありません。

以前も話しましたが、大手塾にいたときに、卒業生がふとやってきて「俺この塾通ってないから学校の授業全然わからないよ」といっていたことがとても悲しい思い出です。

もちろんその塾でのやり方が抽象化され、自分でできる、というのであればそれはそれでよいことなのです。
しかし、全員がそういうわけにもいかない現実があります。

「正しい勉強のしかた」とは何か

本来的には、勉強の仕方はその子の特性や性格によっても変わってきます。
普遍的に正しいやり方は存在せず、「その子にとって」正しいやり方でしかありません。

しかしながら、結局どういうやり方であれ、自分でできるようになる、ことが一番大切です。
こうやればうまくいく、こうやったほうがよさそうだ。
これって成功体験も必要ですが、失敗からのフィードバックから学ぶところも大いにあります。

短い学生時代なので、試行錯誤する時間が足りないのもわかります。
まして、学校の成績が進路に直結する現状を考えると、目先の成績も気になります。
しかしながら、大人になった時に自分で学びたいことが学べるようになることこそ、大切なことはないのです。

まとめ

私ももちろん子供たちがいい成果を出せるようにしてあげたいし、なるべくならレベルが高い学校に進学させてあげたい。
ただ、勉強は一生続くものです。
そしてあと10年後20年後の世界を考えたときに、「勉強したいときに自分でやれる」ことがとても財産になるはず。
そしてそれが身につけば、結果として素晴らしい現在の成果となるはず。

そのお手伝いをしたいと思うわけです。

この記事を書いた人

杉原 伸太郎

1977年11月18日東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
大手学習塾での勤務を経て2010年4月SF-Learningを起業。
「考える力」をつける指導を目指し、未来の担う子供たちを応援。
小学校PTAをはじめ、地域活動にも参加。
常に新しいことを取り入れて、日々変化し続けています。
2児の父。