繰り返し練習だけでは成果は出ない 学習の質を上げる方法とは

改めて入試についていろんな情報を整理すると、今までの出題傾向から外れた出題が少なくなく、受験生にとって大変だった様子。

言い換えれば、「繰り返し練習」だけをしていた受験生が足元をすくわれた、と言えそうです。
もっというと、「これだけやっておけば大丈夫」と塾の教師に指示されたことだけをやってきた受験生は困ってしまったかもしれません。

入試の「非パターン化」は今に始まったことではない

そもそも神奈川県の公立高校入試において入試傾向がころころ変わるのはここ数年ずっとあったこと。
もちろん、今年は以前よりも大きく変わったかもしれませんが、例年通りといえば例年通り、出題の仕方が変わったわけです。
10年以上前はほぼ決まった問題ばかりでしたが、少し高校側が求める学力が変わってきたのかもしれないです。

真似をすればできる

学校で配られるワークや見ていると、例題や教科書を繰り返せばできるようになっている部分が少なくありません。
そして、多くの学校はそのワークの問題がそのままテストに出る。
もっとも学校のワークはほとんどお子さんが自力で取り組むものですから、それくらいでないとやり切れないのでしょう。
むしろ、それすらこなせずに提出できないお子さんもいますので、学校の先生も頭が痛いところかもしれません。

これは塾用の教材も同じこと。
塾用の教材のほうがより基本問題から応用問題まで広範な問題を扱っています。
それでも同じことの繰り返しで解けるものが少なくないですから、一見できた気になります。

その問題『で』学ぶ

昔上司に「その問題『を』教えるのではなく、その問題『で』教えるんだ」といわれ、なるほど、と思った記憶があります。
学ぶ側も「その問題『を』覚えるのではなく、その問題『で』解けるようにする」ことが大切。
自分で学習の質を上げる必要があるわけです。

もちろん真似から入ることも大事ですが、ただ真似をしているだけでは伸びません。
同様に同じことを繰り返すパターン練習だけでは、これからの時代に求められる学力にはならない。

例えば、

  • 課題が一つ終わったら、それを繰り返す。
  • そこで終わらずに、別の教材を使って、類題を繰り返す。
  • あるいは同じ単元の応用問題に…。

とやる順番を工夫することができます。

真似しているだけ、答えを見ながらやるのは自転車で言えば補助輪付きの自転車。
2輪自転車の試験があるのに、補助輪だけで練習していても……、だめですよね。

まとめ

以前もお話ししましたが、人間の仕事がどんどんロボットや機械に取られていく時代。
先日日本にも無人のスーパーができる、というニュースを見て、いよいよそんな時代か、と感動しました。

以前「守破離」の話をブログに書きましたが、「破」の段階に進むことがこれからの時代を生きるポイントなのかもしれません。
勉強は「守破離」で身につけるべし まずは言われた通りやってみるということ – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法

この記事を書いた人

杉原 伸太郎

1977年11月18日東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
大手学習塾での勤務を経て2010年4月SF-Learningを起業。
「考える力」をつける指導を目指し、未来の担う子供たちを応援。
小学校PTAをはじめ、地域活動にも参加。
常に新しいことを取り入れて、日々変化し続けています。
2児の父。