どなたかから薦められて買った本。
ちょうど自分自身も、「子供たちの学習成果にどうつなげればいいのか」というところで、壁にぶつかっていたところなのでちょうどよいたいみんぐでした。
ライザップの2か月体験を含むルポ
筆者は数多くの会社の取材をし、それを本に著してきたライターの方。
そういえば、以前こんな本を読んだことがありました。
設計図があるから完成品ができる。相手があるからいいものが提供できる。 – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法
その筆者がライザップを取材するとともに実際に2か月の体験を行い、見事理想の体型を手に入れた経験も含まれていますので、その「秘密」がよくわかる本です。
「結果にコミット」とは結局どういうことか
顧客に徹底的にかかわる
「目的のために手段は選ばない」ということではない、ということ。
徹底的にひとりひとりに付き合い、お店に来ているときだけでなく、日常生活にも入り込み、関わっていく。
また来店時も客が気を遣わず、気持ちよく通える工夫。
完全個室でのセッション
きれいな空間
そして顧客が求める目標を常に一緒に見続けていること。
つねに「結果」を意識させる、そして、トレーナー自身も意識する、ということも、「結果」にこだわるライザップの特徴と言えるでしょう。
これでもか、というくらいの「ひとりひとりのため」の積み重ね、が結果につながるのでしょう。
それなりの金額を取るのも、納得。
スタッフがまず実感し、いい感じているものを売る
このプロジェクトを始める前に、実際に社員が試している、みたそう。
また、新人トレーナーの研修中にもサービスを自ら試してみる、とか。
自らその良さを実感し、自らの体験をもとに顧客と向き合っているのです。
このことで、トレーナーの一言一言に説得力が増すのです。
まとめ
やっていることは一流ホテルのおもてなしに近いと感じます。
学習塾がマネしたら、「超ハイクオリティーな個別指導塾」あるいは「超ハイクオリティー家庭教師」といったところでしょうか。
すでにこういう形で行っている学習塾もあるでしょうし、「個別指導」「成績保証」をうたうなら、ここまで徹底するところがあってもよいのかもしれません。
ちなみに、こんな本もありますが、たぶん、家でやっても結果を出せない人が
いいかえれば、ライザップの本質は、食事の中身や運動の中身、ではない、ということでしょう。
ここに書いてあることがすべての真実か、は別として、人と関わる仕事をしているものとして、学ぶところは大きいです。