【連載「神奈川県公立高校共通選抜を考える」7】 入試問題への対策 国語編

数回のシリーズで神奈川県公立高校の共通選抜について検証とその対策について書いていきます。
今回は国語の対策について。
資料はすべて、神奈川県教育委員会ホームページから引用しております。

前回までの復習

【連載「神奈川県公立高校共通選抜を考える」1】 平成28年入試は難しかったか – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法
【連載「神奈川県公立高校共通選抜を考える」2】 2016年度の傾向 英語編 – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法
【連載「神奈川県公立高校共通選抜を考える」3】 入試問題への対策 英語編 – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法
【連載「神奈川県公立高校共通選抜を考える」4】 2016年度入試の傾向 数学編 – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法
【連載「神奈川県公立高校共通選抜を考える」5】 入試問題への対策 数学編 – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法
【連載「神奈川県公立高校共通選抜を考える」6】 2016年度入試の傾向 国語編 – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法

本を読むだけではだめ

「国語力のために本を読むのはいかがでしょうか」という質問はよく受けます。
結論からいうと、国語力がつかないわけではないですが、かといって、国語の問題が解けるようになるかというと、何とも言えません。

言葉を覚える、漢字を読めるようになる、など効果はなくはないです。
しかし、入試のため、となると効果は薄い。

というのも、国語の問題はなんでもそうですが、筆者が作問しているわけではないですから、国語の成績を上げるためには作問者の意図をしっかりくみ取る必要があります。
学校テストでも学校の先生が授業で言った通りに出るのはそういうわけです。

問題で問われていることは何か

学校のワークや問題集に取り組むときに、何を聞かれているのかをきちんと見ましょう。

  • 理由なのか
  • 言い換えなのか
  • 気持ちなのか

特に記述問題で、問われていること以外のことを答えると、その段階で○はつきません。
問の中心となる部分には印をつけておくといいかもしれません。

同様に選択肢の違いにも注目したいですね。
入試問題の多くは、4択問題でそのうちいくつか明らかに答えにならないものが混ざっています。
また、国語に限らず、選択肢の中に要素が2つ入っていて、そのどちらかが違う、なんてものも見られます。

また本文に書いてあることがそのまま選択肢にも使われているわけではなく、本文の内容が別の形に言い換えられているので注意が必要です。

記述作文は書いてみる

前回も話した通り、記述問題が今年は3つ出題されました。
「何かいていいかわからない」から「書かない」という方も少なくないようですが、一方で書かないと得点にならないし、うまくならないのも確か。
どんなにつたなくてもいいので、積極的に取り組んだほうがいいですね。
学校の課題、ワークの記述問題…。
あきらめずに取り組みましょう。まずはそこから。

そのうえで、「抜き出し」なのか「自分の言葉を入れて書くのか」を区別することが大切です。
「(本文の言葉を使って)書きなさい」という問いで、本文を抜き出しても答えになりません。
抜き出す癖がついている皆さんは注意が必要ですね。

また、こればかりは自分だけでは何ともならないですから、ぜひ学校の先生や塾の先生を利用して、自分が書いたものをしっかり見てもらうことが大切でしょう。
自分の判断だけではちょっと不安ですし、何より、読んでもらうものを書くわけですから客観的に見てもらったほうが確実ですね。

まとめ

国語で得点するためには、なんとなく解かず、本文を読むときは頭の中で本文を言い換えていったり、同じことを言っているところを探したりする必要があります。

なかなか普段の勉強に困ってしまいがちですが、学校のワークや教科書準拠の問題集を使いながら、問題の解き方の練習をし、そのうえでレベルを上げた勉強に取り組むといいかもしれません。

この記事を書いた人

杉原 伸太郎

1977年11月18日東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
大手学習塾での勤務を経て2010年4月SF-Learningを起業。
「考える力」をつける指導を目指し、未来の担う子供たちを応援。
小学校PTAをはじめ、地域活動にも参加。
常に新しいことを取り入れて、日々変化し続けています。
2児の父。