自分は、学習塾をやりたくて、いまここにいるのではない。
「あなたは何で今学習塾をやっているのですか」
とある方に聞かれたときにたどり着いた一つの答えでした。
起業してSF-Learningを設立して7年目に入りました。改めて自分の歩みを振り返ってみます。
数回に分けて書いていきます。
目次
SF-Learningという屋号の由来
SFは「Seeds for Future」という言葉に由来します。
この言葉が生まれたのは、以前こちらの記事で触れましたが、起業セミナーで出会った方からの一言でした。
【不定期連載:SF-Learning物語5】コンセプトは起業セミナーでできた – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法
「教育というのは『自分たちの未来をつくる』のと同じことなんだから、しっかり頑張んなさいよ」
ちなみに、Studyではなく、Learnとしたのは一口に「勉強する」と言っても、教科の知識や受験の知識をアタマに入れるだけでない、学習の場をめざそう、と考えたからです。
なぜSeeds for Futureという言葉にひかれたのか
そもそもなんでそんなことを考えただろうと考えてみると、昔のことが2つ思い出されます。
(以前も書いたかもしれません)
「この塾に来なくなったから、高校の授業わかんないよー」
学生時代にアルバイトしていた塾で、初めての中3生が合格後に遊びに来てくれた時の一言。
口にこそ出しませんでしたが、「え、そんなもん?」ととても驚くと当時にかなりショックでした。
受験対策の進学塾って、少なからずそういう部分があります。
志望校合格に向けてレールを敷いてくれますから、子どもたちは言われたことを言われた通りやればいい。
しかし当時の私は「自分が教えてきたことって何だったんだろう」と考えてしまい、彼に何も言えませんでした。
「いいか、先生の言う通りにしなさい」
前職時代、先輩社員が子供たちに対して指導の中で言った一言。
「あ、これは自分には言えないな」と直感的に感じたのを覚えています。
そこから「子供たちを、大人たちの言いなりになる『ロボット』にはしたくない」と強く感じるようになりました。
まとめ
塾という場で長年子どもたちと関わっていながら、既存の学習塾に対してどこか疑問を持っていたのかもしれません。
SF-Learningという学習塾に通うことで、学校の授業についていく、受験に成功する、そこにとどまらないことを生徒さんに身につけてほしいです。
勉強の仕方、だったり、どう努力をすればどういう結果が返ってくるか、ということだったり。
次回予告
ここまで書いて、もう一つ原体験があったのを思い出しました。
また次回に書きます。
そしてもちろん、最初の「あなたはなぜ…」の答えも近いうちに書きます。