中高生はテストの時期。
小学生のみなさんも、学期末でテストがたくさんおこなわれていますよね。
結果を見て、言いたくなってしまうけど、いってはいけないひとことがあります。
「なんでこんなこともできないの?」
お子さんの学習の様子やテストを見ていると、
「なんでこんなこともできないの?」って言いたくなること、ありますよね。
当たり前なんですけどね。
だって、目の前にいるお子さんはあなた自身ではないんですから。
たしかに同じ遺伝子を持ってはいますが、お母様、お父様ができることが、お子様にもできるとは限りません。
翻って「なんでこんなこともできないの?」って言われるお子さんの立場に立ってみましょう。
まあ、言われていい気分は、しないですよね。
「なんでこんなこともできないの?」のひとことによって、お子さんは
「あ、ぼく(わたし)は、できないんだ」と思ってしまうわけです。
「ワタシ ハ デキナイ」ということがお子さんの頭の中にインプットされます。
もしその後、問題を間違える経験をしたとしましょう。
「ああ、やっぱり私はできないんだ」と、さらに「ワタシ ハ デキナイ」という情報が上書きされます。
これらがくり返されると、どんどん自信がなくなって萎縮します。
同様に、「ひどい」「ありえない」というマイナス言葉も同じ効果を生み出します。
まとめ
また、親御さんから言われたことにはとても子供は敏感。
せめて、お子さんの前でお子さんの努力の結果を認めてあげてください。
付け加えて、注意したいことをひとつ。
言わなければいい、というものではありません。
もし、お子さんのテストを見て、機嫌が悪くなったり、溜息ついたりすると、それもまた子どもに伝わります。
参考「メラビアンの法則」
この記事を書いた人
杉原 伸太郎
1977年11月18日東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
大手学習塾での勤務を経て2010年4月SF-Learningを起業。
「考える力」をつける指導を目指し、未来の担う子供たちを応援。
小学校PTAをはじめ、地域活動にも参加。
常に新しいことを取り入れて、日々変化し続けています。
2児の父。