というわけで、読書記録が2連発です。
これもまた、新しいことを学んだ、というよりも
「なんでも同じなんだね」、という再発見が得られた本でした。
目次
決して成功物語ではない
離婚されて双子のお子さんたちを育てなくてはいけなくなったお母様のお話です。
貯金もない、仕事も決まらない、住むところもない…、そんな状態から
タイトル通り目標の貯金ができるまでを具体例を交えながら書かれています。
「この方だからできるよね」という感じの話ではないと思います。
「これくらいなら自分にもできるかも」と思えるお話がたくさん見られたように思えます。
具体例は「ちょっとした工夫」
ふんだんに出てくる、具体的な取り組みは「ちょっとした工夫」がとても多かったです。
一見すると簡単にできそうなこと。
勉強時間のつくり方。
貯金の仕方。
ゴールの設定。
その他もろもろ。
でも、そういった工夫を続けた、ということがとてもすごいのだと思います。
私自身、新しいことにいくつか挑戦していますが、やり続けることは本当に難しい。
新しいことを頑張ると、今までの習慣がおろそかになる、とか。
1日忘れると、立て直すのに時間がかかる、とか。
習慣を作ることって、思った以上にパワーがいる、と最近強く感じています。
気持の維持、って難しい
著者のモチベーションの源泉は「お子様」。
「この子たちのためにやらなければ!」
というお気持ちを持ち続けたこその、目標達成なのでしょう。
日頃受験指導をするうえで、生徒さんの気持ちの面へも気を配ります。
実力云々だけではなく、最後は気持ちの強い人が勝つ、という部分も大いにある。
だから「学習塾に来ていれば、結果が必ず出る」
なんてことはありえず、きっかけを与える、あるいはちょっと背中を押す、位の役割なのかもしれないです。
月並みなことかもしれませんが、
・簡単なことや小さなことからできるようにし、徐々にハードルを上げる。
・「できない」ことではなく「できる」ことにフォーカスする。
ことはどんな場合においてもとても大事なんだな、と改めて感じました。