飛び級生インタビュー1「小学5年生の『人間力』が大きく変化する飛び級」

インタビューに答えてくださった方

小6竹久保皓也君(中井町立井ノ口小)、お母様

1年で学校の授業にも成果が現れた

杉原 「今日はよろしくお願いいたします。まずは皓也君に聞こうかな。皓也君が飛び級の勉強始めてどれくらいだっけ。」

皓也くん「1年くらいですね。」

杉原「そうか、1年で算数は2年分進んだんだね!」

皓也くん「そう考えるとすごいですね。」

杉原「どう、楽しい?」

皓也くん「はい、とっても楽しいです。」

杉原「どんなところが楽しいのかな。」

皓也くん「どんどんと予習できることが楽しいし、学校で習った時にも「あ、これは知ってる!」って思えるととても楽しいし、復習できるから助かっています。1から10までわかる感じです。」

杉原「へー!そうなんだ。じゃあ、学校でも成果が出てるんだ。」

皓也くん「今までは凡ミスが多くて100点がなかなか取れなかったんだけど、5年の後半から100点をとれるようになりました。やっていてよかったです。」

杉原「すごいね!いま、皓也君は中1の数学を進めているんだけど、大変じゃない?」

皓也くん「そんなことはありません。もっと楽しくなりました。授業はわかりやすくて、メモもしやすいし、何より中学が怖くなくなりました。」

杉原「というと?」

皓也くん「なんか、中学校って高い存在な気がしていたけど、『あ、そこまで難しすぎないんだ』ってほっとしました。」

授業参観で気づいたわが子の成長

杉原「ではお母様にもお聞きしますね。皓也君が一番変わったな、と思う点はどこですか?」

お母様「飛び級を始めて数か月後に授業参観があったんですね。ちょうど算数だったんです。先生の出す問題に対して、皓也の頭の中ではすでにいくつかの解法が浮かんでいる様子なんです。クラスメートが黒板で解くのを見てすべて把握しているようで、一つ一つ確認している姿が見られました。その姿にまず感動しました。」

杉原「なるほど、学校の授業をより深く受けられるようになったんですね。」

お母様「そうなんです。最初は予習を進めることで授業態度がどうなるか心配だったのですが、むしろ以前より謙虚に受けてるんですね」

皓也くん「お友達に教えるのが好きなんです。好きっていうか、友達に頼られるのが好きで、教えてあげられるのが誇らしいんです。」

お母様「お友達に教えるのはずっとやっていたのですが、なんか皓也自身が教えるのがうまくなった、っていうんです。

皓也くん「そうなんですね、そういったところにも成果が出ているのかな。まとめて話すのが得意になりました。」

杉原「そうなんだ!」

お母様「私が今日何にびっくりしたって、インタビューをこんなにしっかりこたえられて、きちんとした言葉が使えているのに驚きました。そして、しっかり自分の立ち位置が分かっている発言をしてるし…。末っ子なので、私からするとどうしてもまだ小さい子のイメージで(笑)。」

杉原「わかります(笑)。まとめるのがうまくなったのは、もしかしたら、国語の成果ですかね。」

皓也くん「知らない言葉をたくさん習ったり、言葉の使い方もやったからかもしれません。」

杉原「作文はどう?」

皓也くん「昔は好きではなかったけれど、今は速くかけるようになったから得意になった気がします。」

「楽しい」から勉強する習慣

お母様「なんだか勉強に対して前のめりですね。自分が主導権をもって進めるぞ、っていう感じがするんですよね。今までは決して勉強が好きではなかったんです。多分やればできちゃうし、授業も聞けばわかっちゃう、なんだか器用にこなすだったんですね。それが今は楽しいから勉強しているんです。これが私には一番うれしい変化です。」

杉原「『楽しい』が先に来るのって、とっても大切ですよね。」

お母様「そうなんです。この時期にこの子が『楽しい』が先にあるのは親としてとっても嬉しいです。」

皓也くん「最初は『やるんだったら楽しいほうがいい』と思っていたけど、今は『楽しいからやる』に変わりました。先生たちはみんな話しかけやすいし、質問しやすいのも助かってます。」

お母様「だから、物事に取り組む姿勢が大きく変わりましたよね。それまではわからないことを内に秘めて、失敗しないようにしていたのですが、間違えることを怖がらなくなりました。なぜ間違えたのかの原因が大切と思えるようになったし、新しいものを作りだしたり、どうやったら新しいことが分かるようになるか考えたりするようになりました。なんか新しいゲームを手に入れたみたいに勉強を楽しんでいます。」

杉原「それは大きな変化ですね!まさに『考える力』が付いたんですね!

お母様「そうなんです。自分のことを表出しない、という課題がまさか解消されるとは思いませんでした。飛び級をやることで人間力が高まりましたね。学力はいつでも付けられますけれど、この子の小学生時代は1回しかないですから、大変貴重です。そういう意味では、いいタイミングで飛び級を勧めていただいて本当にありがたいです。もっと飛び級が普及するといいですね。」

杉原「皓也君の次の目標は何ですか?」

皓也くん「小学校卒業までに、数学は中2の勉強に入って、英語は英検4級をとりたいです。」

杉原「お母様は皓也君に期待することはありますか?」

お母様「難しい質問ですね…(笑)。そうですね、自己肯定感を高く持ち他者に影響を与える人間になってほしいですね。」

杉原「今日はありがとうございました。」

この記事を書いた人

Shintaro Sugihara