タイトルは有名なRPGで使われている、道具屋で装備を買ったときに言われるセリフです。
確かにどんな良い装備も使わなければ意味が無いに等しいですよね。
このセリフがふと授業中に頭に浮かんだ瞬間がありました。
中学2年生の数学はこの時期、関数を過ぎて図形に入っていまきす。(角度などを求める問題です。)
この単元は最初に対頂角、平行線の錯角・同位角、多角形の内角・外角などの基本的な事項を習った後に、簡単な図形の角度を求める問題に進みます。
それから徐々に複雑な図形問題へと進んでいくのですが…
その際に今の今まで使えていた基本事項が途端に出てこなくなってしまう生徒さんが多いのです。
図形の複雑さにひるんでしまうのでしょうか。一番見つけやすい対頂角すら見つけられなくなってしまう事もあります。
確かに複雑な図形がでてくると、どこから手を付けていって良いのかと困ってしまいがちです。
ただそんな時こそ、自分の知識を確認してみてください。今自分は何ならわかるのか、何ならできるのかを。
最初は一つずつで構いません。答えにたどり着かなくても、図形に今わかる角度だけでもたくさん書き込んでみてください。
そうしていくうちに答えにたどり着けることもありますし、たどり着けなくても確実に今後につながります。
せっかく良い装備を持っていても、使わなければ意味がありません。知識も同様です。
(故意に使わない事ということはないので)知識に関して言うならば、落ち着いて思い出し、使えるところがないかを試行錯誤する事が大切です。
買った道具はどんどん使う、覚えた知識もどんどん使う。ゲームと勉強の鉄則です。
芳賀