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【モダリティ研究7】本番になるとうまくいかないのはメンタルの問題とは限らない

久しぶりにこのコーナー。

先日スタッフと話をしていて、「家で勉強しているときにはできるけど、テストになると途端にできなくなる、ことってあるよね」という話をしていました。

生徒さんを見ていても、結構そういう生徒さんっています。

多くの場合、「テストで緊張して」とか、「本番に弱くて」とか、つまりメンタルの弱さが原因とされることがあります。
実際そういうお子さんもいます。

ところが最近、どうもそれだけではない、ということに気づき始めました。

それは、同じ文字がフォントや筆跡によって全く違うものに見えてしまう、ということ。
認知の問題です。

例えば、小文字の「a」という文字。
いま、この画面に出てきている形と、実際にノートに書くブロック体とは形が違います。

「b」もそうですね。
わたくしは授業の時、筆記体で書いてしまいますが、教科書はいわゆるブロック体ですから、それだけで戸惑う子はたくさんいます。

一文字単位でもそうですから、それこそ英単語になろうものなら、なおのことです。

大人になると当たり前のように、フォントや筆跡が違っても同じ文字は同じように認識できることが多いです。
ただ、認知する知覚には一人一人違い、強い弱いが存在しますし、もしかしたらそのあたり子供の方が顕著に特徴が出るのかもしれません。

詳しくは
医師のつくった「頭のよさ」テスト 子どもの特性を理解した教育が大切だ – 小中学生の親子が知りたいとっておきの勉強法

解決法はあるのか

ここからは私の経験と推理でしかないのですが、視覚以外の感覚を上手に使うことで上手くいくかもしれません。

例えば、音と結び付けてみる、とか。
英単語を覚えるのであれば、発音を介在させて暗記していくのも一つの方法です。

あるいは、自分でとにかく書いて、体感覚に落とし込む。
つまり、視覚では「自分の筆跡」を頭に入れる。
で、書くことで腕にも覚えさせる。
「自分」と「自分の筆跡」は不可分ですしね。

ほんとうはいろんな筆跡で同じことをテストする、事を繰り返すことで慣れてくるとは思いますが、時間がかかりますよね。

まとめ

もちろん、心理的な問題もあるはずです。
あるいは、「勉強したのにできなかった」という負の気持ちの積み重ねが心理的な問題を生んでいる可能性もあります。

学校では、みんなと同じことを習い、みんなと同じようにできることを望まれます。
しかし「気合」だけで何とかなるか、というとそうではありません。
もうちょっと勉強して、誰もが成果の出る学習法を見つけてみたいです。

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